すっくと立つ向日葵を見て、 背筋を伸ばす、夏の終わり。

甘えたり、反抗したり、屁理屈唱えたり。 思春期の入口に差しかかった子供は、 くるくる変わる天気のようだ。 晴れのち雨。 雨のち虹。

どんなに親しい間柄であっても、 それぞれの心の中には、 決して踏み込めない聖地があるんだ。

「女は怖い」の一言で、 話をチャラにしようとする男。 あなたの方が、よっぽど怖いよ。

宗教は、目的ではなくて、手段である。

子育て真っ最中の人は、 重い荷を乗せて走る車と同じ。 それならば、 登坂車線を走るつもりで、ゆっくりと。 他の車に追い抜かされても、気にしない！ いつかまた、追い越し車線をかっとばせる日が来るから、ね！

レイプは、天に唾する行為と同じ。 女性器は、生命がくぐって来る場所だから、 そこを犯すことは、自分の尊厳を踏みにじることと同じ。 女を貶めるつもりでいても、実は自分を一番汚しているのだ。

一目見た瞬間に、大好きになったのです。 私の網膜に、あなたの横顔が映ったその瞬間、 雷に打たれたように、全身に電流が走りました。 これは、運命だったのですね。 ならば、あらがう理由はひとつもありませんね。

「煙草は"ふかす"んじゃなくて、"吸う"ものよ」 と言われて、苦い煙を胸一杯に吸い込んだ。 若さって、いつでもこんな風に、 負けず嫌いなもの、だったよね。

トウモロコシは茹でたての熱々を！ トマトに塩、キュウリは味噌！ 夏の食卓は、シンプル イズ ベスト！

毎日見ている友人の笑顔が、 ふとした瞬間に、 メチャクチャ輝いて見える時があるんだけど、 あれって一体、どういうことだ？

言葉はいらないのです。 技巧も演出も意図も不要です。 ただ貴方の温もりさえ感じられれば。 背中を合わせてひとつの繭の中に包まって。 今ここにいる二人が世界のすべてだと思えるならば。

スタバのソファ席で、２時間のフライト気分。 読書の旅。手紙の旅。空想の旅。 そして、しばし、まどろみの旅。

幸運の女神が、突然 曲がり角の向こうからやって来ると、 アッと思って、躊躇しているうちに、 取り逃してしまう。 幸運をキャッチする能力は、 心の反射神経の鋭さ、にあるんだな。

夕暮れ空に南中する上弦の月。 周りに星もなく、 空色の色紙の上に貼り付いたみたいに、 所在なさげにしている。 可笑しくて、ちょっと寂しい、 上弦の月が好き。