2008-01-01から1年間の記事一覧
まわりにある何もかもに振り回されて、 乱高下する、この気持ち。 何とかしてくれ! 昨日はすごく価値あることに思えたのに、 今日は紙切れほどの重みもないように感じてしまう。
大勢の人が乗り込む船。 こちらの船が正しい、と言う。 でもそれは泥の船。 いずれ沈みゆく泥の船。
「女性に年齢を聞くのは失礼」という常識こそ、失礼。
家父長制は人間がつくった「制度」だが、 母系制は制度ではなく「自然の理」である。
今宵わたしの奈落へ堕ちてきて。
滑空する午後。 高度10,000メートルの煌き。 心は、どこまでも、自由。
夏の夜のしっとりした空気。 夕暮れの空の透明なブルー。 せせらぎの音、頁を捲る音。 バターと蜂蜜の溶け合う味。 あなたの肌の、暖かい匂い。私の愛するものたち。 この世の官能的なもの、すべて。
あなたの瞳に映る月を想う、満月の夜。
個体差は、性差を超える。
天から降ってくるものは、すべて神の意思だ。 大地は雨で清められ、森は月の光に洗われる。
母親しか参加していないのに、 「父兄会」っていうのも、なんだかな。
あなたの、思いがけない率直さに、降参します。
瞬間瞬間が、分岐点。 この一瞬が、決断の時。 樹木のように、未来は枝分かれし、 選択した未来が、現実となる。
写真には、ファインダーを覗いた人の心が写っている。
どのような場面においても、 ニュートラルな自分を保てるように、 中心軸を定めておく。 その軸は、柔軟にゆらぎつつも、 根本がずれることは、決してない。
心底納得すれば、行動は自然についてくる。
大自然の中で、本当の闇を初めて体験した時、 恐怖感が、背中からひたひたと押し寄せてきた。 それまで一度も感じたことのない、本能的な恐怖。 あの時、私は原始の人間と同じ感覚を知ったのだと思う。
量よりも質だ、と思うようになったのは、いつ頃からだったか。
男が女を必要とするほどには、 女は男を、必要としていない。
配偶者とは、 パートナーであり、 恋人であり、 兄であり、 弟であり、 親友であり、 戦友でもあり、 またある時は敵にもなるという、 摩訶不思議かつ何者にも代え難い存在。
好きな人が家に帰ってくると、 部屋の中がぱあっと明るくなる。 灯りが、ひとつ、増えたみたいに。
思い込みの色眼鏡をかけていることに気がついたら、 自分の手で外せばいいのに、これがどっこい難しい。 誰かに押さえつけられているわけでもないのに。 本当の世界が目に飛び込んでくるのが怖いのか?
もしも明日、世界の終わりが来るとしたら、 土鍋でとびきり美味しいご飯を炊いて、食べよう。 大好きな人たちと一緒に、一粒も残さずに、食べよう。
男と女は、違う夢を見ながら、 同じベッドの上で、躯を合わせている。
君ってヤツは本当に、とんでもなく自由で、 奔放で、自分勝手で、永遠にガキのまんま。 荒唐無稽文化財、の称号を与えてあげるよ。
嘘の言葉になら力を込められるのに、 本当の気持ちは、なかなか言えない。 本気の言葉に力を込めてしまったら、 ひび割れて、すぐに壊れてしまうよ。 それほどに、本心とは、繊細なもの。
ハートビート。 母の胎内に宿った時から、 この肉体を去り逝く時まで、 刻む、刻む、刻み続けるリズム。
人生の裏庭には、宝物がたくさん埋まっている。
向かい合わせに、ではなく、 隣に座りたい、と思うようになったら、 それは、恋のはじまり。
11歳の娘の寝顔は、まだまだあどけない。 もう、私の靴のサイズを追い越したというのに。 真夜中に、桃のような頬にそっと触れ、 あたたかな肌の匂いをかぐ。 こんな甘やかな時間を、 あと少しだけ。